間違った洗髪方法
薄毛や抜け毛で悩んでいる人は、薬用シャンプーや育毛シャンプーを使用しているはずです。専用のシャンプーには「血行促進作用」「天然由来成分配合」など、発毛に期待できる商品が数多くあります。
ただし「使えば良い」わけではないのです。例えば夏場の蒸し暑い時期、誰もが洗髪時に頭皮をゴシゴシと洗いがちです。力強く爪を立てて洗えば、汗も流せて気分は爽快でしょう。
しかし薄毛に効果のあるシャンプーを使っていたとしても、このような方法では余計に脱毛は進行してしまいます。なぜなら頭皮に傷がつき、その部位で炎症が起こってしまうからです。よって「正しい洗髪方法」を覚えてから、シャンプーをするように心掛けましょう。
シャンプーを使った正しい洗髪方法
まずはブラシを使って、髪の毛に付着した汚れを洗髪前に落としましょう。ブラッシングすることで髪の毛の絡みがほぐれますので、シャンプーをしている時に無駄な抜け毛を招くリスクが低下します。そして本番となるわけですが、いきなりシャンプーを使ってはいけません。
まずは、お湯で髪の毛全体を洗っていきましょう。お湯洗いにより、髪の毛に付着した6割以上の汚れが取れると言われています。ホコリや皮脂、整髪料を落とすことが目的ですので、濡らすのではなく「洗い流す」ことを意識してください。
この作業が終わったら、やっとシャンプーを使うことになるのですが、原液をいきなり頭皮へつけることはNGです。原液を手のひらに乗せたら、それを軽く泡立たせてから洗髪を開始しましょう。この作業により「毛髪を使って泡立たせた場合の髪への負担」「洗い残し」といったリスクを軽減することが出来ます。
より発毛効果を得たいのであれば、頭皮マッサージも加えると良いです。爪を立てずに指の腹で頭皮を揉めば、血行促進にも繋がります。マッサージは「頭皮を揉む」ことが大切ですので、摩擦が起きないように注意してください。そしてシャンプーの洗い流しがないように、しっかりとすすぎましょう。
洗髪後のヘアケア
タオルを使って、軽く叩きながら水分を取っていきます。髪の毛の水分が取れましたら、ドライヤーで髪の毛を乾かしていきます。ドライヤーから出る熱風は頭皮の乾燥を招くため、10センチほどの距離をとって使用してください。8割ほど乾いたら、あとは自然乾燥で問題ありません。