髪の毛の太さには年齢に応じたピークがある
髪の毛が細くなれば頭皮が見えやすくなります。結果、薄毛で悩んでしまう人も少なくないでしょう。日本人の平均的な毛の太さは0.07mmから0.08mmです。しかし加齢によって髪の毛は誰もが細くなっていきます。
男性は10代後半から20代前半、女性は20代後半から30歳前半が太さのピークと言われています。つまりピーク時の年齢を超えているのであれば、何かしらの対策を施す必要があります。頭皮や毛髪に悪影響な生活を送っていれば、髪の毛は太くならず細くなっていくわけですからね。
髪の毛が細くなる原因
人それぞれで原因は異なりますが、主に「喫煙」「アルコールの摂取」「不規則な生活」「ストレス」「頭皮の汚れや不衛生」「ダニ」「運動不足」「過度な男性ホルモンの分泌」などが挙げられます。20歳を超えれば誰もが1つや2つ、髪の毛に悪影響な生活を送っているはずです。
よってご自身で原因を解明し、それを改善することは難しいと言えます。タバコを吸うことを止めれば、それがストレスとなり髪の毛が細くなる可能性も考えられるからです。
細い髪とホルモンバランスについて
男性ホルモンは体毛、女性ホルモンは頭髪の育成を促進させます。一見すると毛に関連するホルモンのため、髪の毛が細くなることとは無関係のように思えます。ところが男性ホルモンの一種「DHT(ジヒドロテストステロン)」が髪の毛の太さや抜け毛と関係しているのです。
発毛効果が期待できると言われているAGA治療もDHTの抑制に重きを置いています。DHTの働きによって人の髪の毛は十分に成長しきる前に抜けてしまうため、髪の毛が細くなったと悩んでいる人の中には男性ホルモンが悪影響を与えているケースも少なくないのです。
女性が出産後に頭髪の悩みを抱える事例も、男性ホルモンが増加することに起因しています。男性ホルモンについてはご自分の力で抑制することは不可能ですので、専門のクリニックへ相談した方が良いでしょう。