発毛漢方薬の効果と副作用
育毛や発毛に効果があるとされる漢方薬の大半は、飲用することで「新陳代謝UP」「血行促進」に期待できます。つまり「不眠」「便秘」「頭皮の緊張」「月経不順」「神経衰弱」など、間接的に薄毛治療を進めていくことになります。
【メリット】パソコンや携帯電話の使い過ぎ、運動不足による「血行不良」が原因の脱毛であれば、症状が改善される可能性は高いと言えます。また代謝機能を高めることから、肩こりや冷え性、精力機能の問題解決にも期待できます。
加齢により肉体的な機能低下が起こり、そこから脱毛症が始まっているのであれば、老化という根本の原因を治すことが出来ます。
【デメリット】育毛剤などの発毛商品と比べると即効性に欠けます。そのため少しでも早く効果を得たいとお考えであれば、発毛漢方薬による治療は向いていません。そして「血行促進」により脱毛を改善していきますので、他の原因から発生している脱毛には効果がありません。
例えば男性型脱毛症(AGA)の場合、「5α-リダクターゼ」の働きを抑えることが治療方法となります。しかし発毛漢方薬には抑制機能ある効能が認められていないため、男性型脱毛症を治すことが難しいのです。
また男性型脱毛症の人が発毛漢方薬を飲用してしまうと、血流が良くなることで余計に抜け毛が増える可能性があります。ご自分の脱毛の理由が分からない状態ならば、無闇に飲用することは避けましょう。
発毛漢方薬の副作用や商品について
男性型脱毛症のように特定の原因から抜け毛が始まっている場合には、副作用が生じます。個人差によるため断定することは難しいですが、症例からは発毛漢方薬による副作用は稀のようです。
販売商品は「カプセル」「お茶」の2種類が多く、お値段もサプリメントや健康茶と同程度なため購入しやすい価格帯と言えるでしょう。ただし通販サイトでも取り扱い点数は少ないため、専門店を見つける必要があります。お住まいの地域の漢方専門店にて、相談や調合をお願いすると良いです。